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経済学部 玉井 義浩

ヨコハマから、地に足の着いた、真の実学を!

経済学部長玉井 義浩

本学の経済学部のルーツは昭和初期、前身の横浜専門学校に置かれた商業理財科に遡ります。戦前から現在に続く給費生制度や各種奨学金その他の制度により、勤労学生や経済的に恵まれない学生にも貴重な学びの機会を提供してきた伝統をもちます。卒業生は大小様々な企業の経営者、税理士・公認会計士などの専門実務家、行政(地方上級公務員・国家公務員等)、マス・メディアや教育など多彩な分野にまたがり世界中で活躍しています。

このことには、長年「ゼミの神大」と呼ばれた少人数教育、理論に根ざし社会の現実と向き合う「地に足の着いた」真の意味での実学や実証主義を重視した諸先達の地道な努力が深く関わっています。近年のカリキュラム改革も経済・会計・経営の基礎理論から各国経済やマーケティング等の実証、実践的な科目に至る系統的な学びを重視しており、更に少人数教育を推し進めデータ分析のプロフェッショナルを育てるため「経済分析専攻」を2018年に新設するなど、時代の新しい要請に応える果敢な取り組みを続けています。正に建学の精神の「質実剛健」と「積極進取」を地でいくものといえるでしょう。

このような我が経済学部には多彩な専門分野で魅力的な研究を行なっている教員が揃っています。学生の皆さんにはぜひ教員や友人との交流を通じて問題意識を深め、自らの可能性を大いに伸ばして欲しいと願っています。

経済学部 玉井 義浩