2023年11月17日（金）、本学横浜キャンパスにおいて、斎藤分南部町内会会長の萩谷秀人氏による講演会を実施しました。演題は、「神奈川区・斎藤分南部町内会 の取り組みと神奈川大学」です。

斎藤分南部町内会（斎南町）は、東白楽駅と本学の間に位置する町内会で、東白楽駅を利用する本学学生にとっては通学経路にあたります。また多くの学生が斎南町に一人暮らしをするなど、本学ととても縁の深い町内会です。

近年では、本学・神奈川ユースフォーラムの取り組みにおいて、本学学生が防犯プロジェクトに参加したり、モスキートバスターズと称する、蚊の成長を防ぐ薬をまいて町内の蚊を減らす取り組みを行ったり、斎南町の文化祭に学生が参加したりと、交流が進んでいます。今回の講演会では、こうした斎南町町内会と本学の交流の様子、また町内会の方々が学生に期待すること、などについてお話がありました。

講演会では、萩谷氏自身に関するお話もありました。「なぜ町内会活動に参加したのか」「町内会活動は萩谷氏自身の生活や性格をどう変えたか」など、とても奥深い、内面に迫る内容でした。それを踏まえて、「学生は町内会活動にどうかかわるべきか」「学生生活はどう過ごすべきか」といった話に進み、聴講した学生に、様々な示唆を与えるものとなりました。

本講演会は、経済学部の学生にとどまらず、大学院生、他学部の学生など、様々な学生が聴講し、講演内容に対する関心の広さが窺えました。

このご講演を機に、学生の皆さんが、これまで意識することがなかった町内会等の地域支援活動に関心を持ち、そうした地域支援活動に何らかの形で関わりを持つことが実現できたらと思います。そして講演会でもありましたように、斎南町町内会のような本学の近隣地域の町内会が学生の皆さんにとって、本学卒業後も「第二の故郷」のような存在になることを期待しています。