神奈川大学大学院 経済学研究科 2021
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● 5コース制による専門分野に特化したカリキュラム● 主たる指導教授と従たる指導教授との複数指導体制● 「アカデミック・ライティング」による論文指導● PC、インターネットの完備した大学院生専用研究室● 修士論文中間報告会の実施博士前期課程 5コース制の紹介経済学研究科の特色 大学院では、上級レベルの専門科目を学ぶことにより高度専門知識を身に付けることができます。そして、高度専門知識を自らの研究に生かし修士論文、博士論文を完成させます。一言で言ってしまえば簡単な課程のように聞こえますが実際は決して簡単なことではありません。しかし、このハードな課程を成し遂げたとき、そこには新たなキャリア選択やキャリアのステップアップという可能性が生まれてくるのだと思います。 本研究科は各専門分野における優れた教授陣による複数指導体制を取ることにより、充実した学習環境を提供すると同時に優れた研究成果を生みだせるよう全面的に院生をサポートしていきます。留学生や社会人を含め様々なバックグラウンドを持つ院生に対しても適切な指導体制を整えています。 本研究科修了後の主な進路は、民間企業、会計・税理士事務所、公務員、他大学大学院進学、大学教員など様々です。将来、自分の希望に沿った道へ進むことができるかどうかは大学院進学を決断する際の重要な点です。みなさんが高度専門知識を身に付けることのみならず、キャリア形成のサポートもしっかり行っていきます。経済学研究科委員長 山口 拓美 大学院への誘い―新たなキャリア選択、将来のステップアップへ向けて―本コースは、高度な職業的専門性を有する企業人、税理士・公認会計士、および公務員を目指す人材を育成します。会計分野では、国際化が近年さらに進んでいる企業会計について、理論的・制度的な論点を分析する能力を培います。また税務会計上の課題について実践的に取り組みます。財政学分野では、租税制度のあり方をはじめ、国家・地方政府が抱える政策上の課題やその改善の方向性についての学術的見解を学びます。●会計・財政コース経済学の3本の柱は理論、政策、歴史だといわれます。その意味で本コースは、経済学の3本の柱のうちの2本を学ぶコースだということになります。経済の歴史と経済の思想を学ぶことで、現在の私たちが直面している諸問題を解決する糸口を見出す基礎力が養われます。基礎的分野である以上、当然ながらいわゆる実学ではありません。したがって、一般企業に就職するためには不利なコースです。むしろ、教職や本格的な研究職を目指す人たちのためのコースだといえるでしょう。●経済思想・経済史コース公共政策コースは、公的機関専門職や研究者をめざす学生のために設けられました。このコースでは、ミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学、統計学、といった公共政策に必要な分析ツールを習得するための科目からはじまり、経済政策、金融論、地域経済学、環境経済学などの現実の公共政策に有益な科目が配置されています。また、分析ツールを学ぶためには、数学、統計の知識が必要とされます。このため、経済数学、経済統計などの科目も学んでいくことが求められます。●公共政策コース国際経済コースは、国際経済を探求する研究者や国際社会で活躍する人材を育成することを目的としています。グローバル化が進む現在、国際経済を学ぶ重要性は高まっています。貿易、国際投資、外国為替などの取引ネットワークは複雑化し、各国・地域はグローバル経済から大きな影響を受けています。本コースでは、国際貿易や国際金融などの基礎理論と実際のデータ、世界経済の展開、各国・地域の歴史と現状を学ぶことにより、複雑化するグローバル社会が直面する諸問題について対処するための専門的知識を得ることができます。●国際経済コース流通マーケティング・経営コースは、企業経営に関心を持つ学生、また高度な経営管理を担う専門職業人をめざす学生のために設けられました。このコースでは、経営管理、経営戦略、経営組織、経営財務といった領域の科目だけでなく、さらに流通、物流(ロジスティクス)、マーケティングにかかわる科目も配置されています。企業経営に関する幅広い分野の理論と実践を学ぶことにより、国際化が進むビジネス社会で求められる専門性の高い知識や能力を身につけることが期待されています。●流通マーケティング・経営コース教授 浦上 拓也准教授 小川 淳平准教授 奥山 聡子教授 比佐 章一教授 松村 敏

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