渡辺 久里子 ゼミナール

研究課題 経済ゼミナールⅠ 「社会保障入門」

研究内容

「将来年金はもらえない」、「老後2000万円問題」、「不正受給ばかりの生活保護」、「人生100年時代」…。よく見聞きする社会保障の課題を挙げればきりがありませんが、これらは「正しい」のでしょうか。「正しい」少子化対策を行えば、少子化は止まるのでしょうか。高齢者偏重と言われる社会保障を改めると何が起きるでしょうか。

社会保障は、皆さん一人一人の生活を支える制度であり、またSDGs(目標1:貧困をなくそう、目標3:すべての人に健康と福祉を、目標10:人や国の不平等をなくそう)の達成に重要な役割を果たします。

しかし、社会保障の範囲は広く、また制度は複雑であるため、どこに問題があるのか理解されないまま、「なんとなく」の思い込みで、あるべき論が語られていることが多くあります。

本ゼミナールでは、社会保障の現状をデータに基づいて把握し、どのような解決策が考えられるのか議論するとともに、今後の社会保障の在り方を論理的に考察します。

経済ゼミナールⅠ

問題はどこにあるのか、何を問題と考えるのか、問いの設定をします。

経済ゼミナールⅡ・Ⅲ

2022年度の募集はありません。

指導方針

毎回のゼミでは、担当者がプレゼンテーションを行い、それに基づいてディスカッションします。ゼミ中は、一人1回以上の発言を求めます。

指導教員プロフィール

専門分野 社会保障論
主要業績 Saunders, P., Watanabe, K., Wong, M. (2015) “Poverty and Housing among Older People: Comparing Australia and Japan”, Poverty and Public Policy, Vol. 7, Isuue3, pp. 223-239.
Komamura, K., Watanabe, K., (2022) “Poverty in Japan” Jacques SILBER (ed.) Research Handbook on Measuring Poverty and Deprivation, Edward Elgar Publishing, forthcoming
渡辺久里子(2021)「住宅費負担と貧困-現役世代へと広がる住宅困窮」国立社会保障・人口問題研究所編著田辺国昭・岡田徹太郎・泉田信行監修『日本の居住保障-定量分析と国際比較から考える』慶應義塾大学出版会
担当講義名 社会保障論Ⅰ・Ⅱ

教員より新ゼミ生へ一言

「冷静な頭脳と温かい心」(cool head but warm heart)は、著名な経済学者アルフレッド・マーシャルが述べた言葉です。warm heartだけでは物事は解決しませんし、warm headやcool heartであってもいけません。warm heartをもって困っている人に共感し、cool headをもってどうやって助けられるかを考えるゼミです。

選考方法

成績、書類審査、面接を総合的に勘案し、選考を行います。

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