浦上 拓也 ゼミナール

研究課題 経済ゼミナールⅠ「現代流通システムの研究Ⅰ」
経済ゼミナールⅡ「現代流通システムの研究Ⅱ」
経済ゼミナールⅢ「現代流通システムの研究Ⅲ」

研究内容

流通システムは、小売業・卸売業・メーカーといった流通機関が、様々な活動を分担して成り立っています。まずは、それぞれの企業が、自社の製品やサービスを消費者に届けるためにどのような工夫を行っているのかを理解していきます。そして、各企業の活動が相互にどのように影響しあい、全体としてどのように発展しているのか理解し、考察していきます。

流通システムを理解していくためには、企業の流通活動の現実やイメージをつかむことが重要だと考えています。小売業の店舗は、消費者として目にすることはできますが、その背後にある仕入れや物流活動などは実感しにくいためです。そして、それ以上に重要な理由として、現実の姿を知らなければ、理論を考えることができないためです。ぜひ興味を持って、新聞・雑誌、テレビの経済情報番組、企業の成功物語を描いた書籍などを手に取ってみてください。

現実理解が重要と考えますが、決して理論を軽視するわけではありません。理論を学ぶと、現実がより理解しやすくなります。現実と理論を相互に照らし合わせながら、理解を深めていくことが大切です。

ゼミの進め方

経済ゼミナールⅠ

ゼミⅠでは、流通やマーケティングの基本的知識を学びながら、企業の事例研究も行っていきます。基本的な進め方としては、文献の輪読を行っていきます。

経済ゼミナールⅡ

ゼミⅡでは、流通やマーケティングの知識を学びながら、企業の事例研究を行っていきます。事例研究は、グループに分かれて、論文にまとめていきます。日本学生経済ゼミナール大会など、いろいろな機会を見つけて発表を行っていきます。

経済ゼミナールⅢ

ゼミⅢでは、個人ごとに卒論の作成を行います。定期的に卒論の進捗状況を発表してもらいます。

指導方針

積極的な参加をお願いします。みんなで、本を読んだり、情報を収集したり、議論していきたいと思います。他人の意見をしっかりと聞き、自分の意見をわかりやすく述べて議論をすることで、お互いに気付かなかったより良い結論が得られる場合があります。

ただ、議論の前提として毎回の予習は必要です。本は漠然と読むのではなく、問題意識を持ちながら批判的に読むように心がけてください。そしてゼミで議論します。そのような学習の積み重ねが大きな力につながります。

指導教員プロフィール

専門分野 流通論
主要業績 『デュアル・ブランド戦略 ――NB and/or PB』(共著)有斐閣、2014年
『マーケティング戦略論』(共著)学文社、2011年
『流通チャネルの再編』(共著)中央経済社、2009年
「ブランド・ポートフォリオとPB製造受託 -キユーピー社のドレッシングの場合-」(単著)『経済貿易研究』46号、2020年
担当講義名 流通論

教員より新ゼミ生へ一言

まずは、企業の活動に興味を持ってください。与えられた課題をこなしているだけでは学ぶことは少ないと思います。上でも書きましたが、テレビの経済情報番組などは楽しく学べる材料の1つです。自分で自らの興味を高め、主体的に行動し、学びを積み重ねていくことが、将来の力につながります。

選考方法

ゼミナールⅠの応募条件は、「マーケティングⅠ・Ⅱ」「流通論Ⅰ・Ⅱ」を4セメスター終了時までに履修することです(この条件を満たせない特別の理由がある場合は申し出てください。また、この条件は経済学部生のみに適用します。他学部生はまず相談にきてください)。

面接とレポートによって選考します。

ゼミナール一覧へ戻る