遠原 智文 ゼミナール

研究課題 経済ゼミナールⅠ 「企業論および中小企業論の基礎的知識の習得」
経済ゼミナールⅡ 「企業論および中小企業論の応用的知識の習得」
経済ゼミナールⅢ 「卒業研究」

研究内容

皆さんが学ぶ「経営学」が主として対象としている企業は,「大企業」であることが多いです。しかしながら,企業数の観点からみると,「中小企業」は実に99.7%を占めています。また企業で働いている人(従業員数)の約7割は,中小企業が占めています。そして,中小(ベンチャー)企業は,イノベーションの担い手として重視されています。よって,中小企業の社会的な役割は大きなものがあります。そこで本ゼミナールでは,中小企業の理論と実際について学んでいくことにします。具体的には,下記のとおりです。

経済ゼミナールⅠ

中小企業の理論と実際に関する基礎的な知識を習得するために,企業論および中小企業論についての文献を輪読します。

使用する文献については,ゼミナール内にて指示します。

なお,発表は複数名でのグループワークとします。

経済ゼミナールⅡ

卒業論文の作成に必要となる企業論および中小企業論に関する応用的な知識の習得を目指します。

前期の授業では,より専門的な内容の文献について,輪読をしていきます。

後期の授業では,各自で研究テーマを見つけ,その内容を発表してもらったうえで,進級論文(プレ卒業論文)を作成してもらいます。

経済ゼミナールⅢ

経済ゼミナールⅠおよび経済ゼミナールⅡで習得した企業論および中小企業論に関する知識を活用した卒業論文の作成を目指します。

なお,大学の多くの授業は,学生の皆さんにその講義内容を説明するものになっていると思います。しかしながら,大学を卒業後,社会人になった皆さんには,まず話す内容を自分自身で十分に理解したうえで,お客さんや上司などの相手にその内容を理解させるという「説明する力」が求められるようになります。

ゼミナールは,通常の授業と違って,少人数であるので,教員と学生さんだけなく,学生さん同士でもデイズカッションを活発に行えるという二重の意味での双方向性があります。よって,ゼミナール活動を通じて,皆さんの「説明する力」を育成していきたいと思います。

指導方針

成績評価は,次のようになります。

研究ゼミナールⅠ

ゼミへの貢献度を考慮して評価します。(全員同じ回数の発表・質問を義務とします。)

研究ゼミナールⅡ

ゼミへの貢献度を考慮して評価します。(全員同じ回数の発表・質問を義務とします。)

なお,進級論文(プレ卒業論文)を提出しない場合,以下の点を留意してください。

  1. ゼミへの貢献度に問題が無くても,成績は「良」以下とします。
  2. 研究ゼミナールⅢの履修は,遠慮してもらいます。

研究ゼミナールⅢ

卒業論文への取り組み姿勢および内容で評価します。

指導教員プロフィール

専門分野 中小企業(経営)論,ベンチャー企業(経営)論
主要業績 『深化する中小企業研究:中小企業研究を本質論,経営的,政策的側面から捉える』(共著)同友館,2022年
『中小企業の国際化戦略』(共著),同友館,2012年
担当講義名 経中小企業論,ベンチャー企業論

教員より新ゼミ生へ一言

ゼミナールは,少人数での実施となりますので,皆さんの出席が大前提となります。研究ゼミナールⅠ(2年生),研究ゼミナールⅡ(3年生)では,以下のことを厳守してください。(なお,研究ゼミナールⅢ(4年生)は,就職活動などがありますので,個別対応を含めて,柔軟に対応します。)

欠席する場合は,私まで理由を添えてメールで必ず連絡してください。なお,「発表者であるのに無断欠席した場合」,「無断欠席を2回以上した場合」,「欠席を4回以上した場合(もちろん,欠席理由は考慮します。)」は,単位の付与はできませんので,注意してください。

選考方法

面接を実施します。(その他の詳細については,説明会で説明します。)

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