寺嶋 正尚 ゼミナール

研究課題 経済ゼミナールⅠ 「マーケティング・リサーチ基礎」
経済ゼミナールⅡ 「マーケティング・リサーチ実践」
経済ゼミナールⅢ 「卒業論文・卒業研究の作成」

研究内容

日経トレンディ誌が発表した「2022年ヒット商品ベスト30」を見ると、第1位「Yakult1000/Y1000」、第2位「ちいかわ」、第3位「PCM冷却ネックリング」、第4位「トップガンマーヴェリック」、第5位「完全めし」となっています。さて、皆さんはいくつ知っているでしょうか?

こうした商品やサービスは、なぜヒットしたのでしょうか? ターゲットとされる消費者は、どのような方々でしょうか? ①商品戦略、②価格戦略、③プロモーション戦略、④流通戦略、のように細分化して考えたとき、どの戦略がうまくいったのでしょうか?

ここで気を付けたいことは、このような分析する際、思い付きや思い込みで議論を進めたくないということです。本ゼミナールでは出来るだけ「数字で語れる力」を身に付けます。またそこで学んだことを、他の事例でも活用できるよう「一般化すること」を学びます。

本ゼミナールでは、マーケティング及びマーケティング・リサーチの「理論」と「実践」を徹底的に勉強します。基礎理論を学びながら、企業との連携プロジェクト、他大学との合同ゼミ、ビジネスコンテストへの参加等を通じて、より深い知識の習得を目指します。

経済ゼミナールⅠ

理論編+実践編で構成します。理論編では、マーケティングの基礎を学びます。ゼミ生全員で「マーケティング検定試験3級(日本マーケティング協会)」の勉強をし、合格を目指します(毎週範囲を決めて、小テストを行うことで、確かな知識を身に付けます)。実践編では、毎年PBLを行っています。2022年度のゼミでは、株式会社大田花き(日本最大の花卉卸売業)さんにご協力頂き、「花屋を核とした新業態提案」を行いました。

経済ゼミナールⅡ

理論編+実践編で構成します。理論編では、マーケティング・リサーチに関する具体的な分析手法を学びます。なおゼミでは、数回パソコンを使用します(今現在、パソコンの知識がゼロの人でも構いません)。実践編では、前期は、全員で神奈川産学チャレンジプログラムに参加し、課題に取り組みます。全チーム入賞を狙います(2022年度は、4チーム中2チームが入賞し、そのうち1チームは最優秀賞を受賞しました)。後期は、2022年度は、六角橋商店街さんにご協力頂き、「六角橋商店街のおみやげ品の企画開発提案」を行いました。また毎年経済ゼミナールⅡの研究内容は、学術的にブラッシュアップし、「余暇ツーリズム学会」の学生部門で全員で研究発表しています。

経済ゼミナールⅢ

ゼミナールⅠ、ゼミナールⅡで学んだことをベースに、マーケティングに関するテーマを設定し、個人ワークで、卒業研究レポートを作成します。

ゼミナールⅠ~ゼミナールⅢに共通することとして下記のことを行う予定です。

指導方針

積極的に参加してくれればと思います。皆さんの興味の方向などによって、ゼミの運営も臨機応変に行いたいと思います。またゼミでは、議論の場を多々設けます。積極的に発言すると同時に、友達の意見をしっかり聞く「傾聴力」も身に付けてくれればと願っています。

指導教員プロフィール

専門分野 マーケティング論、マーケティング・リサーチ
主要業績
(最近のもの)
書籍・論文
・『AI経営のリスクマネジメント』日本経済新聞出版、2021年3月(編著)。
・「伝統工芸品のマーケティング戦略に関する一考察-京都・清閑寺窯の事例-」
経済貿易研究49、神奈川大学経済貿易研究所、2023年3月(予定)。
・「花卉卸売業による取引制度改定が花卉取引に与える影響(共著)」日本物流学会誌30、日本物流学会、2022年6月。
・「商店街に関するソーシャルメディア情報の分析-横浜六角橋商店街の事例-」余暇ツーリズム学会誌9、余暇ツーリズム学会、2022年3月(共著)。
担当講義名 マーケティング・リサーチⅠ、Ⅱ

教員より新ゼミ生へ

大学時代の人間関係が卒業後も確かなものとして続くかどうかは、大学時代、如何に密度の濃い時間を共に過ごしたかによります。ゼミを通じて、勉強にも、遊びにも、何事にも一生懸命取り組む、そんな有意義かつ充実した学生生活を送られることを願っています。

選考方法

ゼミに関心をもってくれた方は、説明会にいらして下さい。希望者が定員を超えた場合には、①マーケティングに関するミニレポート、②志望理由書、③面接等により選考します。

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