三島 斉紀 ゼミナール
研究課題 | 経済ゼミナールⅠ 「人的資源管理・産業心理学研究Ⅰ」 経済ゼミナールⅡ 「人的資源管理・産業心理学研究Ⅱ」 経済ゼミナールⅢ 「卒論指導」 |
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研究内容
経済ゼミナールⅠ「人的資源管理・産業心理学研究Ⅰ」
皆さんは「自分の将来」について、以下のような「不安」を感じたことがありますか?
- 将来、もし、「正社員」になれなかったら、どうしよう…。
- 入った会社が、いわゆる「ブラック企業」と呼ばれているような所だったらどうしよう…。
- 「超・長時間労働」を強いられるような会社からの内定だったらどうしよう…。
- 「シングルマザー」となった場合の一般的な働き方というものは、どんなものなのだろう…。
- もし卒業後に「ニート」となった場合、老後の「年金」は幾らぐらい貰えるのだろう…。
- 最後の頼みの綱とか言われている「生活保護」、その実態はどのようなものなのだろう…。
- 「格差社会」とか言われているけど、具体的に、どういう「貧困」状況を指しているのだろう…。
ゼミでは、こうした皆さんを巻き込みかねないような将来への危惧を念頭に、そうした事象の実態を一緒に知るようにしていっています。具体的には、「人的資源管理論や産業心理学」の視点から考えていきます。キーワードは、ニート、フリーター、シングルマザー、正規雇用、賃金格差、老後の年金、就職活動などです。そうして自分の未来についての検討を、今からゼミ仲間たちと一緒になって練っていくようにしております。
経済ゼミナールⅡ「人的資源管理・産業心理学研究Ⅱ」
経済ゼミナールⅡも、主に「労働環境や、それを取り巻く周囲の実態」についての分析を進め、そうした現況についての知見を積み重ねていきたく思います。
経済ゼミナールⅢ「卒論指導」
経済ゼミナールⅠ・Ⅱで学んできたことを基礎に、卒論指導を行っていく予定です。
指導方針
皆さんが大学を卒業される頃、いえ、年を重ねても、こうした社会問題は存在し続けているように思われます。こうした実情についての分析を進めていくことは、とりもなおさず、私たち一人ひとりに、「自分は今、如何様に行動すべきなのか」、「今、何をしたらよいのか」…という決断を迫ってくることになるでしょう。このような現状分析から、大局的に見て、今、自分がどうする必要があるのか…等に関する「考える力」を醸成していく一助となれるのであれば幸いです。
指導教員プロフィール
専門分野 | 人的資源管理論・産業心理学 |
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主要業績 | 『生産性のマネジメント』(共著)文眞堂、2022年 『マズロー理論研究序説』(編著)まほろば書房、2015年 『経営学の基本視座』(共著)まほろば書房、2008年 |
担当講義名 | 人的資源管理論、経営学総論、現代の経済問題等 |
その他 | 文部科学省所管の研究所から来ました。 |
教員より新ゼミ生へ一言
少人数での輪読や、グループディスカッションを繰り返し行っていきます。恥ずかしがらず、自分の意見を自由闊達に述べていって下さい。そのような積極性や雰囲気を大事にしたいと思います。そのため、人と会話するのが苦手な方にとっては、大変な時間になるだろうと想定致します( ← この点は、あまり三島ゼミ入室希望者たちに意識されていないようですので、あらためて力説しておきたく思います)。
具体的には、いつまでも自分の意見を言わずに黙っててもやり過ごせる、そうして誰かがやってくれるのを待っている…というのは認められない場であることを強調しておきたく思います。
現役ゼミ生からの一言
三島先生は優しいですし、ゼミ生思いの教師です。一例としてですが、将来や就職のことなどを本気で、また真剣に相談に乗って、時間を割いてくれます。ですが真面目に、真摯にやらなかったり、手を抜いたりしようとすると「それでは会社に入ってから、君が困りますよ!」…とマジで怒られます(苦笑)。
グループディスカッションの時間が多く、かつ、解決し難い事案であるにも拘らず、それについて考えるよう求められる場です。でも、ここでの時間は、会社に入った後にもプレゼンなどの機会に必ず役立つだろうな…と思いつつ、ゼミでの発表を繰り返しています。
いまは難しいのでしょうが、コロナ禍前までは、台湾や韓国の大学にゼミ生全員で訪問し、日本やアジアの労働状況などについてのプレゼンテーションやディスカッションを現地の大学生たちと共に行い、アジア視点から日本の労働市場について見ること、また日本から他国の労働市場を見ることについても毎年行っていました。そうしたことから海外にも目が向くようになり、また、そうした諸外国の大学生たちとのやり取りも生まれるようになります。
一例としてですが、三島ゼミと企業との種々のコラボ活動については以下に挙げておきます。
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https://www.kanagawa-u.ac.jp/career/jindai_careers/careers/career83.html
https://www.kanagawa-u.ac.jp/news/details_22650.html
選考方法
一年次修了時の取得単位数を参考に面接します。自分の将来について真剣に考える方を歓迎します。