兼子 良夫 ゼミナール

研究課題 経済ゼミナールⅠ 「地方財政を学ぶ」
経済ゼミナールⅡ 「課題を選択して学ぶ(報告と討論)」
経済ゼミナールⅢ 「研究のまとめ (各自またはチームごとに課題を纏める)」

研究内容

兼子ゼミは、「地方財政」を学ぶゼミです。

地方財政は、地方政府(都道府県・市町村)が行う経済活動を総合的にとらえ、新しい時代の地方政府の役割や機能について主に経済学を用いて考えていくものです。これまで、日本の均衡ある経済発展のために多大な役割を担ってきた地方財政の諸制度にも、現在いろいろな課題が呈されるようになり、資本主義社会の変貌に対応するために多様な改革論議が進んでいます。

地方財政を学ぶことは、地方と国の行政課題だけでなく広く日本の経済社会の課題について学ぶことになるとともに、SDGsが示した人類の課題について地方財政の視点から理解することにつながります。

経済ゼミナールⅠ

地方財政の制度と理論を学ぶ

2年後期では、兼子著「地方財政」の輪読していきながら、地方財政の制度と問題点を学びます。

経済ゼミナールⅡ

自らの興味のある課題を選択します。ゼミナールⅠで学んだことに関連した興味を持った課題を選択します。自ら選択した課題は、地方財政の分野に限りません。毎回、各自またはチームごとの発表を、1つか2つを行い、ゼミ生全員で討論していきます。

経済ゼミナールⅢ

研究のまとめ(各自またはチームごとに課題を纏めます)

指導方針

兼子ゼミでは、ゼミの学びをとおして、ゼミ生が自ら「考える力」を培うこと目標にしています。ゼミでは、地方財政という「学問」に取り組みますが、「学問」とは、学んでかつ問うことをいいます。学んだことに疑問を呈して、その疑問を自ら解決しようとさらに学びを深めて、学びを自らの血肉にすることが大切です。そのためには、教員のみならず学友と議論することが大切です。ゼミで自らの考えを表してゼミ生と議論する時間を共有することで、ゼミ生一人一人が自ら「考える力」を培うことになります。なお、自ら「考える力」は、人間にとって生涯にわたる最も貴重な財産になるものです。

指導教員プロフィール

専門分野 財政学 地方財政学 公共経済学
主要業績 『財政学』 税務経理協会 2018年
『地方財政』 八千代出版 2012年
『信頼と安心の日本経済』 勁草書房 2008年
『国際経済事情』 八千代出版 2005年
『地方財政と地域経営』 八千代出版 2004年
公益委員 文部科学省大学設置学校法人審議会特別委員
山形県総合政策審議会会長
担当講義名 地方財政

教員より新ゼミ生へ一言

意欲ある学生を求めます。また、ゼミで生涯の学友を育んでください。

選考方法

書類審査と面接を通じて選考を行います。

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