飯塚 信夫 ゼミナール

研究課題 経済ゼミナールⅠ 「日本経済をつかむ」
経済ゼミナールⅡ 「日本経済をさぐる」
経済ゼミナールⅢ 「日本経済をかたる」

研究内容

日本経済は様々な課題を抱えており、2020年に入ってからはコロナ禍で感染防止対策と社会経済活動の両立も求められています。学生の間は実感が薄いかもしれませんが、多くの人は間もなく「就活」を通じて、経済の荒波を実感することになるでしょう。皆さんは悪天候の下でもしぶとく、したたかに生き抜いていかなければなりません。このゼミナールでは、企業の決算データを中心とした様々なデータや出来事などから日本経済をとらえることを通じ、「経済を見る眼」を養ってもらいたいと考えています。

指導方針

経済ゼミナールⅠ

ゼミⅡに向けての基礎体力養成期間です。2022年度は、高田裕『株式投資のための財務分析入門』(リチェンジ)を用いて、経営分析の基礎を学んでもらいました。期末には、各人が選んだ企業に関して、企業レポートを書いてもらい、ゼミ誌にしました。

経済ゼミナールⅡ

前期は日本経済新聞社が開催する「全国学生対抗円ダービー」に参加し、為替レート予測を通じて、生きた経済を学んでもらいます。また、前期・後期を通じて「日経Stockリーグ」に参加し、投資テーマを自ら考え、それに合った上場企業を探し出し、経営分析に取り組んでもらいました。

経済ゼミナールⅢ

ゼミⅠ、ゼミⅡの成果を生かし、卒業論文に取り組んでもらいます。

なお、経済学部の他のゼミとの合同ゼミと他大学との合同ゼミを1回ずつ行いました。研究内容を発表し合い、学生同士が交流することで視野を広げてもらいました。

指導教員プロフィール

専門分野 日本経済論、経済予測論、経済統計学
主要業績 『景気循環と景気予測』(共著)東京大学出版会、2003年
『EViewsによる経済予測とシミュレーション入門』(共著)日本評論社、2006年
『超長期予測 老いるアジア』(共著)日本経済新聞出版社、2007年
『日本経済の構造変化と景気循環』(共著)東京大学出版会、2007年
『世界同時不況と景気循環分析』(共編著)東京大学出版会、2011年
『経済時系列分析ハンドブック』(共著)、朝倉書店、2012年
『入門・日本経済(第6版)』(共編著)、有斐閣、2020年
担当講義名 経済入門、現代日本経済論(学部)、日本経済特論ⅠA・ⅠB(大学院)

日本経済新聞社、日本経済研究センターでの計25年の勤務を経て、2011年4月から神奈川大学

教員より新ゼミ生へ一言

まだまだ歴史の浅いゼミナールです。2014年3月に初めて卒業生を送り出したところですのでOB・OGもまだ少なく、ゼミに入れば即、就職に有利になると短絡的に発想する人には向かないゼミだと思います。ただし、ゼミ活動を通じて日本経済、企業を実践的に観察していくので、しっかり学んでもらえれば結果的に就職活動に役立つかと思います。ゼミの運営は、ゼミ生の皆さんと相談をしながら行います。与えられることを待つのではなく、自ら求め、行動していく積極性を期待し、一緒にゼミの歴史を作っていく気概のある、チャレンジ精神旺盛な人を歓迎します。

OB・OGより一言

  • 販売のお仕事をしております。社会人になっても仕事をしながら業務知識や資格の勉強など、正直、勉強の毎日です。そんな日々に耐えられるのも飯塚ゼミで沢山の課題を乗り越えたからことだと感じています。発達障害を抱える私でも学生時代ストックリーグ等チャレンジ出来たのは、挑戦したいことについて応援してくれた先生のおかげだと思っています!(5期生、Kさん)。
  • 専門商社勤務です。ここはエグゼミ寄りです。いや、エグゼミです。でも、それはあなたが受身ならの話。先生から知識を吸収できれば、ただのゆるゼミとなります。僕は質問攻めして先生を困らせながらも吸収していき緩くやっていました。皆さんも是非ゆるゼミへお越し下さい(6期生、Sさん)。
  • 信用金庫に勤務しております。ゼミ選びで大切にしていることはなんですか?私は、先生の雰囲気と課題の大変さを重視しました。優しく教えてくれる先生のもとで思いっきり勉強がしてみたいと思っていたのでこのゼミを選びました。飯塚先生は温かい人です。勉強から就活まで全面的にサポートしてくれます。飯塚ゼミでより豊かな学生生活を送りましょう!(7期生、Sさん)。
  • IT関連の企業で勤務しております。飯塚先生は心の広い人です。4年の時に1年休学した私を、休学後にゼミに迎え入れてくれました。ゼミはグループ活動が多く、学問以外でも学べることが沢山あると思います。就活の面接でゼミについて話す際には、話題に事欠きませんでした(8期生、Sさん)。
  • 証券会社に勤務しております。飯塚先生は本当に学生に対して親身になってくださる先生です。私は留学する予定だったのですが、2年次にゼミ選びをする際、留学するならゼミに入るのは厳しいと拒む先生が多い中、飯塚先生はオンラインを活用するなどして柔軟に対応する、頑張る人は応援したいと言って受け入れてくれました。就活相談にも親身にのって下さいました。また、日経ストックリーグにはチームで参加するので、経済の知識だけでなくゼミの仲間と頑張る経験も得ることが出来ると思います。課題も多く大変に感じることもあると思いますが、先生を頼って最後までやり抜くことで充実したゼミ生活を送ることが出来ると思います!!(9期生、Uさん)

選考方法

ゼミナールⅠの応募条件は、経済学科の学生は「現代日本経済論」、現代ビジネス学科の学生は「日本経済論Ⅰ・Ⅱ」(両方とも)の単位を修得していることです。1年で履修したが単位を取得できなかった人、2年前期で履修中という人は対象外になりますので注意してください。

エントリーシートと面接で選考をします。選考に関する詳しい情報は、説明会でお話します。

ゼミナールⅡはゼミⅠから、ゼミナールⅢはゼミⅡからの継続を原則とします。

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