COURSE IN CORPORATE AFFAIRS AND ACCOUNTING

会計の目で不確実な時代を見透す

現代の企業では、経営者自身にも会計の素養が求められるようになっています。このことは、会計の仕組みと、この仕組みによって提供される情報が企業の経営活動における重要な局面でも活用されていることを意味しています。企業と企業の関係が多様化・複雑化する中、それを可視化するための「ビジネスの言語」である会計の役割は重要性を増しています。企業・会計コースは、企業における会計の役割を重視し、財務分析・企業評価に加え、意思決定、外部報告など多様な役割を学びます。簿記検定や税理士・会計士などの会計スペシャリストも視野に入れたコースです。

教員からの授業紹介

小川 淳平准教授
小川 淳平准教授

現代会計学企業・会計コース指定 B群科目

「良い企業」を見極めるための道具を身に着けよう

「良い企業」とはどのような会社だと思いますか? 知名度が高いことでしょうか? 規模が大きいことでしょうか? それとも、給料が多いことでしょうか? 会計学は、企業や産業を評価するための視点と道具を提供します。現代会計学では、今日の企業経営をとりまく重要なトピックとして、情報公開、コーポレート・ガバナンス、不正、監査、およびグローバリゼーションを取り上げます。利益や配当が増えると株価は上がるのか、経営者は企業のためだけに行動するのか、会計不正はなぜ起こるのか、公認会計士による監査は企業の不適切な行動を見抜けるのか、“IFRS”とはなにか、グローバル企業はどのような租税回避行動をとるのか、そしてグローバル化が進むことで企業そして社会はどのように変化するのか、などについて考えます。会計(情報)が社会で果たしている役割について、具体的な事例や記事を用いて検討していきます。前半は基本的な知識や考え方を説明し、後半は出席者間でディスカッションをします。自分の考えを述べ、また周りの学生の意見に触れて、相互に高めあうことを目指します。

高校生へのメッセージ

皆さんは、テレビやインターネットの記事などで見聞きしたことを、そのまま「自分の意見」にしていませんか。この授業では、社会で起こるさまざまな出来事を会計(学)の視点から観察するチカラを磨きます。

B群科目一覧

「B群科目」は、各コースに固有の専門的内容を学ぶ科目です。学科・専攻の基本となる「A群科目」に続いて、コースを選択した学生が優先的に履修することが推奨されます。

1年次
前学期
日本経済論Ⅰ
1年次
後学期
日本経済論Ⅱ
2年次
前学期
管理会計論  経営管理論  経営史Ⅰ  経営分析論  財政学Ⅰ  財務会計論
2年次
後学期
コストマネジメント論  経営組織論  経営史Ⅱ  現代会計学  財政学Ⅱ  連結会計論
3・4年次
前学期
国際会計論  会計制度論  環境会計論  証券市場論Ⅰ  経営情報論Ⅰ  租税論Ⅰ  会社法概説Ⅰ
3・4年次
後学期
会計思想論  税務会計論  会計史  証券市場論Ⅱ  経営情報論Ⅱ  租税論Ⅱ  会社法概説Ⅱ

※2023年度以降入学者用

教育課程表・シラバス

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