2022年11月11日（金）、本学横浜キャンパスにおいて、六角橋商店街連合会・六角橋商和会 会長 石原孝一氏による講演会を実施しました。演題は、「六角橋商店街における集客力向上のための取り組み」です。
かつて六角橋は、市電六角橋線（路面電車）の終着駅にあたり、交通の要衝であったということ、また「六角橋」という名前の由来など、先ずは歴史的な変遷についてお話がありました。続いて、東急東横線は自由が丘、中目黒、武蔵小杉など、お洒落な街を抱える人気路線ですが、六角橋商店街は、そうした街とは一線を画する街づくりを行っていて、昭和の面影を残す、沿線一の「住みやすい街」を目指しているとのことでした。
集客力向上策としては、今年3年ぶりに復活した「商店街プロレス」のお話、10,000円で12,000円分のお買い物ができる六角橋商店街プレミアム商品券、といったプロモーションの詳細を伺いました。いずれも昭和のレトロ感を感じさせる、六角橋商店街ならではの取り組みと言えそうです。
六角橋商店街と神奈川大学の繋がりについてもお話があり、「お年寄りに優しいまちづくり」を目指した認知症啓発プロジェクト・オレンジプロジェクト、キャンドルで地域をつなぐ「キャンドルナイト」の活動、みずほリサーチ＆テクノロジーズ株式会社・商店街・本学が共同で、「ご近所どうしで気軽に手助けできる仕組み作り：地域SNSアプリ「Smiile」の実証実験」の話などを伺いました。
そして最後に、六角橋商店街としては、現在「気軽に購入できる六角橋商店街ならではのお土産品」があったら、という声が多々あるとのことで、今回のご講演のお話を踏まえ、学生がそれをテーマに、今後企画提案をさせて頂くことになりました。将来的に学生のプランが商品化され、実現に至ることを大いに期待したいと思います。
